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BLUE PROTOCOLネタバレ感想

この記事にはBLUE PROTOCOLの致命的なネタバレがあります。

 

 

 

 

BLUE PROTOCOL、とりあえずサービス開始時まで公開されていたストーリーを終わらせて大体レベル45になってある意味一区切りついたので感想でも書こうかなと。

 

最高におもしろいゲームか?といわれると微妙だけど、休日にぼーっとやっていると休日が溶けているゲームといった感じ。

 

色々な要素でMMOというより全体的にソーシャルゲームに近いと思う。実はアクションがあるグラブルというたとえが一番近いのでは?と思っている。そのうち古戦場が始まるかもしれない。

 

ストーリー部分

あらすじ

主人公は記憶を失った状態で遺跡で目覚め、そこで魔物に追われる亜人の少女フェステと出会う。フェステを守るため魔物を退けた主人公は気を失い、フェステが身を寄せる宿に運び込まれる。目覚めた主人公はフェステに渡された宿の帳簿にサインするが、それは実は帳簿ではなく主従契約に関する書類であり、騙された主人公はフェステの下僕となってしまう。比較的善人かつ守銭奴であるフェステは下僕となった主人公の高い戦闘技術に目をつけ、生活費を稼ぎながら失くした記憶の手がかりを得るため冒険者として活動することを提案する。そうして主人公とフェステはなんだかんだ和気藹々と冒険者として活動を始める。

数度依頼をこなし、古代文明の塔に訪れた際に、古代の魔物アバリティアに襲われているエーリンゼとその従者であるティリスという二人組の少女に出会う。アバリティアを倒し事情を聞き出そうとした時、突如、伝説の存在である竜王ヴォルディゲンが現れ倒したアバリティアを吸収する。ヴォルディゲンは主人公らを一方的に敵視し襲うが、ヴォルディゲンに勝てないことを悟ったエーリンゼは主人公らと共に塔の機能を使い逃げ切ることに成功する。逃げた先は主人公が塔を訪れる少し前の過去の塔であった。

時間操作技術を知ったことでティリスに協力か死を迫られた主人公は協力することを選択する。エーリンゼとティリスは自分たちがアバリティアによって滅びを迎えつつある1000年先の未来から来たこと、アバリティアは過去の改変の結果生まれた歪みであること、未来のアバリティアによる滅亡を避けるためアバリティアが対応可能な1000年前に戻りアバリティアを解放し歪みを正すことで未来を救おうとしていると事情を打ち明ける。

こうして、竜王の目をかいくぐりながらアバリティアを解放するフェステ、エーリンゼ、ティリスとの旅が始まった。

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上のあらすじが序盤の終わりぐらい。(うろ覚えなので間違いはあるかも)

 

一応下記内容では現状のストーリーの最後までのネタバレをするので注意。

ストーリー感想

まず悪い点

特に序盤や登場してすぐのキャラに顕著だが、キャラクターをたてるために大げさに書いた結果目が滑るシーンがそれなりにある。これはゲーム媒体で会話をあまり長くできないという点で多少仕方ない部分もあるがそれにしても悪目立ちしていた。

あとキャラクターの構想があってそのあとにストーリーを書いたと邪推してしまうようなシーンもある。例えばフェステは主人公を”下僕”と呼ぶが、これは最序盤に主人公が下僕の書類にサインをしてしまい、下僕となってしまうためである。しかし、この契約書これ以降もう1回出るぐらいで全然出てこない。法的拘束力があるのかもストーリーではこれ以降説明も特にない。もしかすると尺がなくて削ったのかもしれないが唐突だった。

結局、やりたいこと(この会話内容で示したいこと)はわかるが、ストーリーの全体的なバランスが損なわれているように感じることがそれなりにあった。「このキャラはそういうことを言うのか?」「どの程度の雰囲気で見るべきなのかわからない。」などの違和感はストーリーの全体で付きまとっていた。

 

次にいい点。

フェステの善人で守銭奴というのも割合陳腐化しているキャラクターだけど、善人過ぎても守銭奴過ぎてもダメなバランスが大事なキャラで、バランスを崩すと一気にどっちつかずなしょうもないキャラになると思っている。この点このゲームではそのバランスの部分は本当にちょうどよかった。(まあこれは声優の演技に助けられている部分も多そうだが)

あと、設定などは非常におもしろいものが多い。「過去に戻って自分を殺すとどうなるか?」に対してそれが起ると矛盾で世界が歪む。その歪みが世界を壊すアバリティアという魔物としてあられる。というのは割合好きな設定。未来では味方だけど現代では敵対しているキャラ、とか独特でいい。

ストーリーの流れに関しても大筋ではすごいいい。個人的に意外性が結構しっかりあって、なおかつ納得感がありテンポも悪くないのが点数高い。例えばアバリティアという古代の魔物の出現で不穏な雰囲気を出した後、ラスボス存在と偶発的に遭遇してしまうというのは無難な流れだけど、そこから1000年後の未来人もいてタイムスリップして難を逃れるっていうのは意外性がある。かといって一番初めにSF的な描写を出しているからそこまで唐突でもない。

エーリンゼではなくティリスが捕まってしまうのも意外だったけど、ティリスならそうするしティリスを助けるためにエーリンゼも行動する。というのも普通に飲み込める。上記の悪い点の部分で「ゲームの媒体が~」みたいなことを書いたけど、ここでは逆に「エーリンゼは主人公に対する呼び名もないしパーティーにも入ってこないからまあ死ぬんやろうなぁ」みたいなゲーム上でのメタ読みが逆手に取られた感じがあったのが本当に良かった。(偶然かもしれんが)

 

話の転換点や話の流れは面白く感じる一方で首をかしげるシーンも多いって感じ。

 

まあ、MMOのストーリーに何期待しているの?といわれると、それはそうだが、多少の期待はできるぐらいの信頼値は溜まっている。

 

キャラ

フェステ

お前その広告でいいのか

チュートリアル役と守銭奴キャラと善性がすべて混ざった結果、序盤はちぐはぐ感がすごい。そして、段々いい感じになってきたと思ったら、今度は脚本の都合で急に歌ったり突然語りかけたりする。全体としてお前そんなキャラだった?ってなるシーンが多い。

亜人だが同じ種類の亜人と出会ったことがないらしいので、正体予想ダービーが自分の中であつい。

本命:アバリティア

対抗:竜族

大穴:虚数空間の獣関係者

と予想している。

戦闘参加した場合スタン攻撃持ちなのがありがたい。あと、声がかわいい(フレーフレーゲッボックとか)

ティリス

エーリンゼの従者。姫の従者のお堅いキャラ。だんだんと交流を通して主人公を認めるようになる…と思いきや特に大きなイベントもなくすんなりと仲良くなる。

主人公と同じくフェステの下僕契約書に騙されてサインをしてしまい下僕2号になり、下僕の先輩ということで主人公のことを”先輩”と呼ぶようになる。こんなめんどくさい後輩先輩関係マシュ以外にあるんだ。

あと数か月はエロ同人みたいな状態で封印されることが確定している。不憫。

よくあるお堅いキャラが女の子向きの人形が好き展開もある。まあ、1000年前の人形の収集が趣味といわれても、例えると平安時代のひな人形集めているもんだし、かわいいというより金持ちの趣味だなという感想が出てくるが。

エーリンゼ

未来の貴人。アバリティアの解放をできる唯一(?)の存在だが解放には体力を消耗し、いつも疲弊気味。主人公のことも別に特殊な呼び名で呼ばないこともあってキャラが薄い(というよりほかのキャラが濃い)。3章終盤まで戦闘に参加しない。

死ぬ情景を主人公がみるし、戦闘にもなかなか参加しないのでメタ的にも死ぬと思ってたら普通に生存した。

 

ジェイク

こいつは何だったんだ。

最序盤でキャラを滑り気味にたてるが、エーリンゼらとの4人旅が始まると出番がほぼ皆無になる。公式サイトの登場人物紹介で2番目にいるが主人公たちが世話になっている酒場の親父の方がまだ出番がある。

カーヴェイン/アインレイン/シャルロット/アインレイン/ヨルク

別の話の主人公達といった感じで、旅先で出会いお互い協力することもあるが別行動が基本。舞台である公国に関する事件に深くかかわっており、断片的に情報が得られる。現状では「公国の本来の王は幽閉されておりその救出を行おうとした結果、王を殺した冤罪をかぶせられている。」ということがなんとなくわかる。

 

本来の歴史ではこのパーティが主役でヴォルディゲンに対抗した(OPの内容)が、1000年後立ち行かなくなったので惑星意思的な存在が主人公を来者として読んで歴史をもう1週目させていると勝手に予想している。(エーリンゼが死ぬ幻覚は本来あった出来事なのかもしれない)ファンタジージャンルでよくある終盤のSFみたいな展開に真っ先に触れてしまったのが主人公たるプレイヤーたちと考えるとそれはそれで面白い。

エレクトラ

教会に属する銃使いの護衛。丁寧な言葉遣いを使って猫をかぶろうとするが少し興奮するとすぐに乱暴な言葉遣いがでるため猫をかぶり切れていない。猫をかぶり切れていないという意味ではフェステとキャラが被っている。猫をかぶり切れていない系キャラが性癖の人間が開発にいるのだろうか。

正体は竜族であるフレルベが変身した姿であり。敵である竜王ヴォルディゲンの部下で人間に紛れてエーリンゼの動向を秘密裡に伝えていた。人間を見下す発言をするがエレクトラとしての挙動を見るに一応人倫とか常識は理解しており特殊な形ではあるが人間社会に馴染めてはいる。1000年後は記憶を失ってエーリンゼに竜族フレルベの姿で仕えており、味方として登場する。乱暴な言動とは裏腹に誰かに忠誠を誓いたがる性格なのかもしれない。

バシュラール

1000年後の未来における指導者のひとり。最適解を一切の容赦なく選ぶ人物で、エーリンゼを犠牲に人類を救おうとする。

まあ、「二人だけでアバリティアと対抗して一体一体開放すれば今の文明は捨てることになるけど根本的に解決するし滅ぶこともなくなるでしょ」のエーリンゼ案vs「貴人一人犠牲にすれば全部解決」のバシュラール案だったらまあ虚数空間の獣とか関係なく後者選ぶわな。

しかし、紆余曲折の末、人類滅亡を速めてしまう結果となる。

 

皮肉をいう感じの性格でもなさそうだしティリスに対していった1000年前の世界で幸せに暮らすといいっていうのは割りと本音に近かったのかもしれない。

ティリスが捕まってからは神託を操って主人公たちのサポートに回る。こいつが味方にくるとカーヴェインとの敵対フラグが立ちそうだからもっと距離を置いてほしい。

カーヴェインの母親を攫ったのも何かしらの最適解を選んだのだと思うのだけど自分が直に手を下しているのがよくわからないし、すたこら歩いてがっつり目撃された挙句証拠まで残しているのちょっと面白いからやめてほしい。

 

ゲーム部分

戦闘

一応、アクションと銘打っているが基本的に敵の攻撃を避ける程度でそこまで難しいものはない。殴って避けて殴って避けてを繰り返すだけで操作の要求は大したものではない。

今のところボス敵の行動も単体だと4-5個ぐらいパターンがあってHP半分切ると追加行動をしてくる程度のもの。しかも、モブ敵と共通の行動をしたりするのでそこまでバリエーションが多いわけではない。

戦闘に関してはアクションの操作精度より装備の影響が大きいと思う。

 

育成

なんかいろいろ書こうかなと思ったが、細かな話になるし自信もないので簡単に。

現状は基本的に、

メインクエストでダンジョンに入る→サブクエ、アドベンチャーボードを消化しつつダンジョンの追加調査(6人制マルチ)で素材集め、ネームド(強モブ)でレシピ回収→装備作成→メインクエスト→・・・・

をずーっと繰り返す感じ。クエストの成功報酬の経験値が多いこともあってメインクエストを最後まで行けば1クラスの職業はカンスト近くになっているはず。

ネームドは一発攻撃が入ればレシピ回収が可能だし、通常のダンジョン(6人制マルチ)はもはや作業で失敗したことがない。

アドベンチャーボードは実績みたいなシステムであり、それぞれのボードに記載されたタスクをクリアすることで経験値などがもらえるシステムである。最終的なゴールまで終わらせると素材の収集が永続的に楽になるなどの報酬が用意されている。

 

少なくとも1キャラカンストあたりまではクエストとアドベンチャーボードの進行と解放される装備作成を行っていれば大したレベル上げ作業は必要ない。MMOにしてはという但し書きはつくが、レベル上げに関しては良心的である。

ただし、レベルはどちらかというとワールドマップでのMob狩りやネームド狩りに制限をかけるという意味合いが強い。まあ高いに越したことはないが。

 

面倒な点というか勘違いしやすい点として、サブクエストの受注とアドベンチャーボードの進行は数に制限があるということには注意しなければいけない。自分はアドベンチャーボードをただの実績みたいにやっていれば無条件に進行すると勘違いして、多少遠回りしてしまった。

 

職業

色々クラスがあるが最終的には斧(ツインストライカー)が現状強いと思う。攻撃力正義。

強いか弱いかはさておき、人気なのは弓で不人気が剣と思う。

弓は6人マルチで全員弓だったこともあるぐらい人気。一応ヒーラーなのだが通常攻撃が遠距離攻撃で、ロックオン機能があるため正直画面見なくても適当にスキルを回していれば仕事はある程度できて楽。

一方、剣は本当に見ない。根本的に火力が低い上、全職で回避行動の無敵時間が長く、盾受けのうまみがないのが原因か。近接職がヘイトを取らずに後衛職にヘイトが向くと後衛職が即死するみたいなゲームではないので、タンク職は居てもいなくても別に影響がない点においても不人気になっている原因だと思う。

 

育成の項で軽く触れたが一回しかもらえない各種クエストの経験値量が結構多いので、どの職業に割り振るかは考えたほうがいいと思う。

キャラメイク

当初(8年前)はわりとここが騒がれていたがそこまで凝ったものはできない。

自分は女キャラばっかりと聞いて、男の娘キャラを作る予定だったが声とかの都合で諦め、最終的に女装趣味の男設定で主人公を作った。

ちなみに、エステというシステムがあり後から見た目を変えることは可能。最低でも1回分は無料でもらえる。

 

課金要素

バトルパスと装飾系(衣装、マウント)のガチャが課金要素。

おまけでドロップ率上昇系のアイテムとか色々もらえるらしいが、現状のストーリーを追うだけなら特に必要はない。

ちなみに装飾系は実利はないので本当に見た目目的のみである。

 

経済概念

そんなものはない。

上手いこと相場に載って稼ぐ気持ちよさがないのは少し残念な反面、あってもRMTとかいろいろ大変そうだし下手にあるよりは一切ない方がいいかもしれない。

 

まとめ

ストーリーは個人的に期待している。

キャラクターがちょっと変になるのはスルー出来る範囲だし、大筋の物語が意外性に割と富んでいるのが好み。

 

個人で釣り大会が開催されてたり治安わるい名前が闊歩してたりネームドに群がったり歩き狩りをちょっと手伝ったりするのはオンラインゲームっぽくて好き。

逆にいうとオンラインゲームっぽさはその程度で、高難易度でなければマルチも割と適当で何とかなる点、プレイヤー同士の交流もチーム(ギルド)やパーティはあるものの役割の要素が乏しいのでクリアのための交流が必須でない点はソーシャルゲームに近い。

古いMMOがあまりなじめなかった人にむしろ勧めるべきゲームかもしれない。

 

まあオンラインゲームなんてだんだん人が減っていくのが普通だし、速いうちにやった方が旬を感じられていいのではないかと思う。